私ども日本エネルギー・サービス(JESCO)は1980年の設立以来、世界各地の積地・揚地におけるLNG(液化天然ガス)受渡時の荷役代行業務に40年以上、従事して参りました。各地から輸出・輸入されるLNG船の入港から出港まで、プロフェッショナルスタッフが、船内外から船陸間の安全コーディネーターとして、お客様に安全にLNGをお届けする業務のお手伝いをしています。
近年、世界のエネルギー情勢や、それを取り巻くビジネス環境は大きく変化しています。
世界の中で、脱炭素社会の実現に向け大きく転換しようとする波が浸透しています。他方で、2022年のロシアによるウクライナ侵攻等を起因としたエネルギー価格高騰により、燃料の確保、安定供給、経済効率性が重視される結果、環境負荷の低いLNGへの注目度は更に高まりつつあります。
特に、エネルギー需要が増加している日本含むアジア太平洋地域においては、一般的に天然ガスの供給地と需要地が距離的に離れており、天然ガスをパイプラインで直接供給することが難しいケースが増えています。このため、安全、かつ、経済性をもって運搬可能なLNGの役割がますます重要になっています。
こうした環境変化をとらえて、これまでに積み上げてきたLNG荷役代行業務の経験・ノウハウを十分に発揮するほか、脱炭素関連業務にも挑戦することを通じ、「安心・安全なエネルギーを届ける」という当社理念を実現していきたいと考えています。