ABOUT JESCO - JESCOについて

当社は、日本社会の経済活動を支えるエネルギー資源の確保のため、LNGの積/揚荷役作業、輸入通関、LNGに関する技術的問題でのアドバイス等の事業を、会社設立以来35年にわたり展開しています。

JESCOの会社沿革

日本エネルギー・サービス株式会社は、1981年に締結されたインドネシア国営石油ガス公社(プルタミナ)と日本側LNG買主間のバダックLNG売買契約(FOB ベース=積地渡し)に基づく輸入業務を行なうべく、日商岩井株式会社(現双日株式会社)を主株主として1980年に設立されました。

同契約におけるLNG積出しは1983年から開始され、インドネシア・ボンタン港におけるLNG買主代理人としての積地立会い業務は、現地に設立されたJESPRA社に当初から必要な人員を派遣して、業務の再委託という形で行っています。1994年からはバダックⅣ売買契約(FOBベース・2013年末満了)に基づく積出しが開始され、1983年から2014年末までの積地立会いは累積で2,500隻を超えております。

一方、上記に加え、1973年にすでに締結されていたインドネシアLNG売買契約(DESベース)、さらには1992年に締結されたMCGC売買契約(DESベース)などに基づく揚地立会いおよび輸入業務について当社で全面的に取り扱い、円滑に業務を行なっています。これらDESベースの累積隻数は、当社設立から2014年末までの期間で約5,500隻に上ります。

JESCOの取り組み

JESCOの取り組みイメージ

当社はさらに、インドネシアLNGだけにとどまらず多様化するLNGソースにも積極的に対応しており、特に近年増加しているLNGスポットおよび新規LNG中・長期契約に伴う積地・揚地立会を手掛けており、当社がこれまでに培った経験が高く評価され、2014年末までの累積で400隻に迫る荷役立会を受託しています。

豪州・オンスロー及びロシア・サハリンでの積地立会い業務、また、豪州・ダンピア及びバロー島では積地・揚地立会い業務も手掛け、新規業務内容の拡大も積極的におこなっております。

当社はまた、LNGの諸契約の輸送に携わるLNGタンカーの技術的諸問題について、船舶専門家グループとしての知識と経験をもってLNG買主に協力しており、今後の新しいプロジェクトにも大いに役立つものと自負しております。

JESCOが目指すもの

2001年9月に日商岩井株式会社(現・双日株式会社)と住友商事株式会社は、折半出資でLNG事業会社「エルエヌジージャパン株式会社」を設立、同時に日本エネルギー・サービス株式会社の株主も日商岩井株式会社からエルエヌジージャパン株式会社に変わりました。

クリーンエネルギーとしてのLNGに対する需要は今後一層増加していくものと期待されます。当社はLNGチェーンの一環として今後も関係各社と協力し、LNGの安全な輸入のために貢献していきます。